<クリスマスとは 3-1>
クリスマス 12月25日
クリスマスをイエス・キリストの誕生日として、公式に祝うようになったのは、337年にキリスト教がローマ皇帝に認められるようになってから。
世界に広まるにつれていろいろな国の風習が混ざり合い、今のような形になったといいます。
たとえば、ツリーを飾るのは15世紀のドイツで始まり、それにろうそくをつけたのは16世紀の宗教改革で有名なマルティン・ルター。
七面鳥を食べる習慣は17世紀にアメリカに移住したオランダの清教徒が始め、クリスマスカードを贈り合うのは19世紀イギリスのビクトリア朝からとされます。
現在の欧米のクリスマスは、日本の正月やお盆のように家族や親戚が集まり、教会の礼拝のあとは団崇のひとときが持たれるのが一般的です。
日本人でクリスマスの行事に初めて参加したの1565年にフロイスによって招かれた戦国武将の三好義継と松永久秀といわれています。
その後、鎖国によってクリスマスも絶えてしまいますが、明治時代になって、1876年にキリスト教社会事業家の原胤昭(はらたねあき)の原女学院で行われた記録があります。
昭和に入るとクリスマスはネオン街で盛り上がりましたが、昭和30年以降は家庭で楽しむものになり、今もその傾向は続いています。
最近は欧米のようなパーティーやイベントを行うようになりましたが、「祈り」つまり宗教色がないのが日本のクリスマスの特徴です。
出典: ワイドバラエティー
<クリスマスとは 3-2>
12月25日はキリストの誕生日です。キリスト教ではない日本人もイベントとして楽しんでいます。
サンタクロースの伝説はクレメントムーアというアメリカの詩人から生まれたとされています。その詩ではニコラウスという聖者がトナカイに乗り、煙突から入ってプレゼントを子どもたちに配っています。
サンタクロースは聖ニコラウスに由来しています。
出典: 冠婚葬祭.com
<クリスマスとは 3-3>
クリスマスって何の日ですか?
クリスマスは英語の「Christmas」ですが、これは「キリスト(Christ)のミサ(mass)」という意味です。
他の言語で言えば、フランス語の「Noel」とイタリア語の「Natale」は、共に「誕生日」を意味するラテン語から来ています。
ドイツ語では「Weihnacht」と呼ばれ、これは「聖夜(キリストが生まれた夜)」という意味です。
これでわかりますね。つまり、クリスマスとはイエス・キリストが約2000年前にこの世に生まれたことをお祝いする日なのです。
ちなみに、12月24日はクリスマス・イブですが、イブ(Eve)とは「前夜」という意味です。
出典: クリスマスラヴ
<クリスマスの由来>
クリスマスは英語で「Christmas」と書きますが、これは「Christ(キリスト)の mass(ミサ)」という意味で、キリストの誕生を祝うことです。
古代ローマでは太陽の神であるミトラを信仰するミトラ教(ミトラス教)が盛んでした。
ミトラ教では、一年中で昼が一番短く、夜が長くなる冬至に太陽神ミトラが死んで、その3日後の12月25日に復活すると言われて、この日は大々的にお祝いをしたそうです。
その後、キリスト教の力が大きくなり、キリストの降誕祭をミトラ教のお祭りと同じにしたことで、キリスト教への改宗が容易になりミトラ教は吸収されていったそうです。
イエス・キリストの誕生日は正確な日付はわからないことから、最初は誕生のお祝いもいろいろな日にしていたようです。
そして、この後12月25日にキリスト生誕のお祝いをするようになったそうです。
★宗教
クリスマスの時期になるとクリスマスはキリスト生誕のお祝いなのに、キリスト教じゃないのになんで、こんなに大騒ぎしてクリスマスのお祝いをするの?
クリスマスは教会で静かにイエス様に感謝をして過ごすのでしょう。
クリスマスの意味をわかってるの?などよく聞く話しですね。
そういう話を聞くと宗教って何かな~とクリスマスの日には少し考えさせられます。
日本人は「宗教は?」と聞かれると「無宗教です」と答える人がとても多いそうです。
そして、私自身も「無宗教です」と答えます。
宗教というのはどこかの宗教団体に入って、そこの教えを信じて実行するというイメージが私の中にはあります。
稀に、しつこく勧誘されたり、入らないと不幸になるなんて言われたりする宗教団体が あると、ますます、宗教は特別な気がしてきます。
もちろん殆どの宗教団体がすばらしい教えを説いていると思います・・・
私自身が思うことは、知っている限りですがどの宗教の教えも殆どがすばらしくて是非、
実行してみたい、まさにそのような人になり、心のよりどころにしたい等々と思います。
でも、なぜ敬遠してしまうのか?それは勧誘というか伝道というかよくわかりませんが、
その宗教を勧める人がちょっと強引だったり、お金がかかることがあったり、束縛されるような雰囲気を感じたりするからです。
1~2度でもそういうことがあると、宗教の話しを始めただけで、相手がまったく勧誘するつもりが無くても怖くなってしまいます。私の場合は宗教はすばらしいと思っても、その団体を敬遠してしまうのです。でも、よく考えれば宗教の教えは暮らしの中で実行していることが多いと思います。
神社にお参りしたり、お節句のお祝い、お墓参り、そして困ったときは心から「神様~仏様~」もしも、無宗教だったらこういうことはないのではと思います。
ある人が宗教は最終的にどの教えも同じことを説いていると言っていました。
人間の考え方は人それぞれで、その時代や環境によっても変わってきます。
一人一人まったく違う人達にたった1つの教えでは対応できないのではないかということです。
神様は、少しでもたくさんの人に教えを説きたいということが、いろいろな宗教という形になったのではという考え方があります。
日本人の多くは一宗一派にこだわらない、まさに、どの神様もみんな神様という考え方なのではないでしょうか。
そして私も神様がいろいろな神様になって、教えを説いているのではという考え方が好きです。そう考えれば無宗教ではなく、1つの宗教団体に所属していないだけで、教えをその時々の形で実行しているのだと思えます。
★日本式のクリスマス・・・
私は、クリスマスはキリストの誕生を祝う日ということしかわからないまま、クリスマスツリーを飾り、ケーキを食べて、サンタクロースに喜び、プレゼントやクリスマスイルミネーションにワクワクして過ごしていました。
日本のクリスマスは日本独特のクリスマスになってしまっていますが、それはそれで良いのではと思っています。楽しくてうれしくて、美しい日が悪いとは思えないからです。そして、日本式のクリスマスにも、いろいろなドラマがあってステキだなって思っています♪
恋人達のロマンチックなクリスマス・・・
子供のファンタジーの世界・・・
家族で行ったディズニーランドのクリスマス・・・
友達とワイワイ過ごすクリスマスパーティー・・・
日本ってすごい(笑)
でも、クリスマスの由来や言い伝えられていること、宗教としての行事は知っておくべきだとも思います。
キリスト教のことを知らなくても、少しでもクリスマスのことをわかろうとする気持ちを持って、一宗一派にこだわらない私は太陽神ミトラとイエス様に感謝をして、日本式の楽しいクリスマスを過ごしたいと思っています。
★サンタクロース
クリスマスといったらサンタクロースですね~♪サンタクロースは、聖ニコラスという実在の人がモデルになっているといわれています。ニコラスはキリスト教の教えを受け、人のためになることをしたいと思い、貧しい人や困っている人を助けていました。
そして、近くに住む貧しい家の3人の娘が売られていくことを知り、煙突から金貨を投げ入れました。その金貨が煙突の側に干してあった靴下に偶然に入ったことから、サンタクロースが靴下にプレゼントを入れてくれると言い伝えられたといわれています。
時代と共に、さまざまな人がサンタクロースを描いてきました。そして現在のように赤いコートを着て白いひげをはやしたぽっちゃり太めの陽気なサンタクロースになり、8匹のとなかいに引かせたそりにのってクリスマスイブにやってくるようになりました。
クレメント・クラーク ムアが書いた「クリスマスのまえのばん」という詩が大きく影響しています。
クリスマスのまえのばん、子どもたちが待ちくたびれて眠ってしまった家に、
そりに乗って空からやってきた陽気なこびとのおじいさん。
サンタクロースを迎えるのは、まずその家のイヌとネコです。
ワシもフクロウも、ウサギからネズミまで、サンタを歓迎します。・・・・・
クリスマスプレゼントの由来は他にも、キリストの誕生のとき、東方から来た賢者が贈り物をもってきたことからの説もあります。
出典: クリスマスとサンタさん
<クリスマスツリーの由来>
クリスマスはもともと、収穫を感謝したり冬至のお祝いを家族や友人と集まって行う目的で行われてきました。その後、イエスキリストの誕生を祝うという宗教的な目的が加わり、現在のスタイルになったとされます。
実は、キリストが生まれた日は12月25日であるという確証はなく、宗教的な背景があると言われています。クリスマスという名前の由来は、ラテン語の「クリストゥス・マッセ」というキリストのミサを表す言葉がなまったとされています。
現在は、信仰に関係なく世界中でクリスマが祝われています。日本では、パーティーなどのお祭り的な意味合いが強いですが、欧米ではキリスト教信仰が根付いているので、仲間と集まってパーティーを行うというよりは、家族と家で食事などをして過ごし、教会に御祈りに行くのが一般的です。
この為、日本ではクリスマスケーキは、サンタ人形が乗ったショートケーキというイメージですが、欧米では保存ができるドライフルーツやナッツ使った地味なケーキが一般的です。
では、クリスマスの飾りとして一般的な、クリスマスツリーの由来はなんでしょうか。クリスマスツリーの由来は、8世紀のドイツにあります。当時のドイツは、オークという木を崇拝しており、幼児を生贄として捧げる風習がありました。
この風習を阻止しようと、若者がオークを切り倒すと、冬でも枯れないモミの若木に代わったという奇跡が由来して、クリスマスツリーにモミの木を飾るという習慣ができたと言われています。
出典: 由来広場
★「Xmas」と書く時もありますが、なぜですか?
「Xmas」の「X」は、ギリシャ語の「Xristos」(キリスト)の頭文字です。つまり、「X」で「Christ」(キリスト)を代用しているわけですが、それではクリスマスの意味が薄れてしまいますね。
★「メリー・クリスマス」とはどういう意味ですか?
メリーはMerry、「楽しい」とか「愉快な」という意味です。つまり、「楽しいクリスマスを!」ということです。日本的に言えば、「クリスマスおめでとう!」という感じです。
「I wish you a Merry Christmas!」とか「A Merry Christmas to you!」(楽しいクリスマスがありますように!)とも言います。
★イエス・キリストは本当に12月25日に生まれたのですか?
イエス・キリストの誕生日に関する記録は残されていないため、正確な日付はわかりません。そこで、初期の頃は色々な日に祝ったようですが、その内に12月25日に祝われるようになり、4世紀にこれが確立しました。
また、ローマでは12月の冬至に太陽を祭るお祝いをしていました。ご存知のとおり、北半球で一番昼が短くなるのが冬至です。それまで次第に短くなってきた昼が、この日を境にまた長くなって行きます。つまり、勢いの弱まってきた太陽が冬至にふたたび力を取り戻し、光がよみがえるということを祝っていたのです。さらに、273年になると、時のローマ皇帝アウレリアヌスは12月25日を太陽神の誕生日と定めました。イエス・キリストは「正義の太陽」、「世の光」と呼ばれていることから、336年、当時の教会はこの祭日を利用してイエス・キリストの誕生を祝う日と定めたということです。
★クリスマス・カラーの緑や赤には、何か意味があるのですか?
緑の代表と言えば、クリスマスツリーに使われる常緑樹です。「常緑」、つまり強い生命力を持って一年中葉を茂らせる緑の姿は永遠を表し、さらに神の永遠の愛や、イエス・キリストが与える永遠の命を象徴しています。
赤は、イエス・キリストが私達に永遠の命を与えるために十字架にかかって死にましたが、その際に流した血を表しています。
★サンタ・クロースは、クリスマスとどんな関係があるのですか?
サンタ・クロースの起源は、4世紀の小アジア(今のトルコ)に実在した、ニコラオスニコラス、ニコライ)という司教です。ニコラオスは、貧しい人や子供達を助けたことで多くの人に慕われ、後に聖人とされて聖ニコラオス(Saint Nicholas)と呼ばれました。
いずれ、カトリック教会によって、聖ニコラオスはクリスマスのお祝いと結び付けられるようになりました。それはオランダで続き、17世紀になってオランダ人がニューアムステルダム(今のニューヨーク)を建設した際、その伝統も一緒にアメリカに渡りました。オランダ語で「Sinterklaas」と呼ばれていたのが、英語的な発音になおされて、「Santa Claus」、つまりサンタ・クロースとなったのです。
ところが、19世紀に入るとサンタ・クロースが夢物語にしたてられ、トナカイのそりに乗ってやって来て、煙突から入って来るといったイメージをつけられてしまいました。
サンタ・クロースは子供達に夢を与えるから」とは言うものの、今ではサンタ・クロースがクリスマスの主役となり、さらにクリスマス商戦に利用されています。こうして、クリスマスの真の意味が失われて行くのは残念なことです。
★クリスマスには、どうしてプレゼントをするのですか?
クリスマスにプレゼントを贈る習慣は、幾つかのことから来ています。聖ニコラオスが、人に知られずに困った人へ贈り物をしたこと、また、イエス・キリストの誕生の際に、東方から来た博士(賢人)達が贈り物を携えてきたこと、などです。
さて、クリスマスはイエスの誕生日です。それでは、イエスにバースデー・プレゼントをあげてはどうでしょうか。「でも、どうやって?」 イエスは、次のように言いました。
「わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである。」(マタイによる福音書 25章40節)
つまり、困っている人を助けたり、誰かに優しくすることは、イエスに対してしていることとなり、こうしてあなたもイエスにバースデー・プレゼントを贈れるのです。
このクリスマス(そして一年を通して!)、あなたのまわりを見渡して、小さな親切をしてみませんか?
出典: クリスマスラヴ
<クリスマスツリーと、そのかざり(アイテム)にについて>
クリスマスツリーと言えば緑豊かなモミの木で、星やベルやキャンドル、キャンディーなどのかわいいかざりがたくさんついています。
ここでは、それらについて簡単に説明します。
★クリスマスツリー
クリスマスツリーは、8世紀のドイツでドルイド教団員と呼ばれる人たちが木をすうはいしていて、クリスマスにモミの木を植えた事が始まりだと言われています。
その習慣がドイツからの移民たちによって19世紀初頭にアメリカへ伝えられ、今のクリスマスツリーが誕生しました。
またクリスマスツリーには色々なかざり付けをしますが、これは1841年イギリスのビクトリア女王の夫君であるアルバート公がウィンザー宮でクリスマスツリーをきれいにかざり付けたのが始まりとされています。
★トップスタートップスター(クリスマスツリーの一番上の星)
クリスマスツリーのてっぺんには、大きな星(トップスター)がついています。
これは賢者たちが不思議に光り輝く星を見て、救い主(イエス・キリスト)の到来を知った事に由来されています。
★クリスマスベルクリスマスベル
クリスマスの音と言えば、教会から流れるベルの音です。
このベルはクリスマスベルと呼ばれ、イエス・キリストの誕生を人々に知らせ意味があります。
★クリスマスキャンドル
日本ではあまりしませんが、クリスマスにはロウソクに火をともします。
これは明かりだけの理由ではなく、イエス・キリストが「世を照らす光」と呼ばれていた事に由来しています。
★キャンディ・ケーンキャンディ・ケーン(杖の形をしたキャンディ)
クリスマスツリーに、『J』の形を逆さにした赤いストライプのキャンディーがついているのを見た事があると思いますが、これはキャンディ・ケーンとよばれ、羊飼いの持っている杖の形です。
これはアメリカのインディアナ州のキャンディ製造業者が20世紀初頭に、イエスキリストを象徴するようなキャンディを作りたいと考えたのが始まりです。
どうして羊飼いの杖の形をしているかと言うと、聖書ではイエス・キリストを羊飼いにたとえる事が多いからです。
またキャンディは、少し硬めに作っています。
その硬さは、イエス・キリストへのかたい信仰心を現しています。
そしてキャンディーの赤い4本のストライプですが、これは3本が十字架にかけられる前にローマの兵士によってうたれたイエス・キリストのムチの傷あとで、残りの1本はイエス・キリストが十字架で流した血をあらわしています。
クリスマスツリーには色々な意味が込められています。
クリスマスツリーをかざる機会があれば、一度それらの意味を思い出してください。
出典: 福娘童話集
<世界のクリスマス>
A.メキシコの場合
12月16日から祝賀期間が始まります。そして、クリスマスまでの6日間に渡り、ポサダスposadas=隠れ家の行事を行います。
*ポサダスというのはマリアとヨセフがイエスを無事に産むために隠れ家をさがしたことにちなんでいます。
そして、この期間中、人々は各家を訪問するのですが、このイエス誕生のエピソードから一度追い返されます。しかし、もう一度戸を叩くと家に入れてもらうことが出来、宴会がスタート。凄いのは、ピニャータという、おもちゃ、菓子の入った陶器の壺を次々と割っていくんです。そんなどんちゃん騒ぎの末、クリスマス・イブである12月24日には、大半の人達が真夜中のミサに出席。そして、肝心のクリスマス当日は、あんまり何もしないそうです。
B.エストニアの場合
12月24日~26日の3日間が、クリスマスの祝賀期間です。そして、やはり盛り上がるのはクリスマス・イブ。みんなで御馳走を食べるそうです。ベリボルストverivorst(ブラッドソーセージ)、肉のゼリー寄せ、スルットゥsult(ヘッドチーズ)、豚やガチョウのロースト、ザウアークラウト、ジャガイモ、ライ麦パン、自家製ビールなどが登場。
C.マレーシアの場合
マレーシアの場合、多民族国家&他宗教国家。
仏教徒、イスラム教徒、キリスト教徒、ヒンドゥー教徒などがいるわけですが、共存共栄ということでオープンハウスという習慣があるそうです。キリスト教徒はクリスマス、中国人は華人正月、ヒンドゥー教徒はディーパバリ、ムスリムはハリラヤプアサに家を開放するそうです。宗教や民族文化の数だけお祭りがあると言うことで、激しい対立がなければ、これほど楽しいことはないでしょう。
D.エチオピアの場合
なんと! クリスマスは、1月7日に行われます。
そしてクリスマスには1年に1度だけの特別な競技が開かれます。ガンナと呼ばれる競技で、ホッケーに似ています。
かつてキリスト生誕の知らせを喜んだ羊飼いたち持っていた鉤状(かぎじょう)の杖でゲームをはじめたのが起源という説があります。
E.グルジアの場合
やっぱり、クリスマスは1月7日に行われます。
これは、ユリウス暦を採用する東方正教会の祭日なので、この日なのだからだとか(エチオピアは違いますよ)。また、あくまで宗教上の祭日。他の国のようにプレゼントを交換したり、あげたり・・・というのはないそうです。ちなみに、当然ながらロシアも1月7日がクリスマス。
F.イギリスの場合
イギリスと言っても、地域によって違いますので、ここではイングランドについて。
クリスマス当日(12月25日)の夕食には、各人の皿のわきに「クラッカー」をおくのが習慣。そして、みんなが席に着くと、一斉にクラッカーの紐を引き「パン!パン!」と派手な音を立てて祝います。そして、翌日・26日がクリスマスプレゼントを開く日=ボクシングデー。ボクシングというのは、あの殴る奴じゃなくて、ボックス(箱)のボクシング。
昔は商人や公務員が小さな陶器の箱をもってチップをあつめにまわる習慣があったそうです。
現在はスポーツイベントが数多く開催されています。
そして、クリスマスから新年にかけては、商店以外の多くの事業所が休みになります。日本は12月31日まで営業、正月2日までは休み。どころか、最近では元旦も休まず営業に変わってきていますね・・・。さらに加速して、みんなが働き始めたら、どうなるんでしょう(苦笑)。ただの平日になってしまいますがな・・・。
G.ベルギーの場合
クリスマス(12月25日)には各店舗が店の商品をつかってクリスマスの装飾をする風習があるそうです。
つまり、パン屋はパン生地で、金物屋は道具類でキリスト降誕のシーンをウィンドーに描いて、風景に彩りを添えるのだとか。
H.ノルウェーの場合
クリスマスは最大の休日。
午後5時の鐘が鳴ると、みんなで御馳走を食べ、プレゼントを交換し、以後、新年までパーティーを頻繁にするそうです。
I.チェコの場合
チェコのカトリックの慣習にしたがって鯉(コイ)の特別料理を食べるそうです。
J.バーレーンの場合
クリスマスは、お祭り週間!!
もちろん、イスラム教国家なので宗教的には関係はないのですが、ツリーを飾ったり、プレゼントを交換するそうで、日本にも似ていますね。
K.ブラジルの場合
南半球ですから、12月24日・25日は真夏。
しかし、カトリックの国なので盛大にやっちゃいます。ですから、街を歩くと水着のショーウインドーの隣に、あのサンタクロースがいるそうです。半ズボン?ちゃいます、正装できちんと鎮座しておられます。そして、雪の装飾は綿で代用します。また、ブラジルは非常に寒い冬は到来しないので基本的には雪が降りません。ですから、展示されているサンタクロースを見て、サンタは綿の中でやってくると思っている子も多いそうです。
そしてお父さん!お疲れ様です!
クリスマス・イブの夜には、あの格好をして子供達の靴下の中にプレゼントを入れていくそうです。
出典: 雑学万歳!