土用の丑


<土用の丑とは 2-1>

今は土用というと立秋前の土用を指すのが一般的ですが、本来は立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を指します。立秋前の夏の土用は、ことのほか暑さの厳しい時期です。昔から、この時期には土用うなぎ、土用餅、土用しじみ、土用たまごなどといって、精のつく食べ物をとり、健康に気を配る習慣がありました。土用の丑の日のは、「う」のつく食べ物、うりやうどん、梅干しなどを食べると夏バテしないとも言われていました。


出典: キノギフト



<土用の丑とは 2-2>

「土用」とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間をさしています。しかし、一般には立秋の前だけを土用と呼んでいます。


土用の期間の丑の日に、夏ばて防止にうなぎを食べる慣わしをご存知の方は多いと思います。この習慣は江戸時代に蘭学者の平賀源内が、困っているうなぎ屋のために考えたとされています。


出典: 冠婚葬祭.com




♦詳細

<土用の丑の日は「うなぎの日」>


毎年、土用の丑の日になると、うなぎ屋の前に行列を作る人々や、スーパーなどで売り出されるうなぎのかば焼きがニュースになりますよね。


子供の時は、この土用の丑の日の意味がよくわからず、土曜の牛の日だと思い込んでますます意味不明になったという方も多いのではないかと思います。


では、大人になった今はどうでしょうか。土用の丑の日は土曜の牛の日ではなく、うなぎを食べる日だと認識されている方が殆どではないでしょうか。


しかしながら、土用の丑の日にどうしてうなぎを食べるのかを知っている方というのはやはり少ないのではないかと思います。


まして、そもそもなぜ「土用の丑の日」と言うのか、その意味や由来をご存知という方は稀なのではないかと思います。


そこで今回は、知っているようで以外と知らない「土用の丑の日」について調べてみました。これが調べてみると、思いがけない事実がわかってきましたので、是非、ご一読頂けたらと思います。


<土用の丑の日はいつ?>

土用の丑の日というのは、簡単に言うと「土用の中で、十二支の丑にあたる日」を指します。


土用とは、四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前の約18日間のことを言い、この期間中の丑の日は全て「土用の丑の日」となります。


土用の丑の日と言えば夏のイメージですが、実は春や冬にも土用の牛の日は存在するのです。


ちなみに2015年を見てみると、1月13日(火)、1月25日(日)、4月19日(日)、7月24日(金)、8月5日(水)10月28日(土)が土用の丑の日となっています。


<なぜ、土用の丑の日に「うなぎ」を食べるの?>

昔から夏バテにはうなぎがいい、と言われており、江戸時代から夏にうなぎを食べる習慣というのはあったとされています。


ではなぜ、うなぎが夏バテ防止によいのでしょうか。


うなぎには、疲労回復効果に優れたビタミンB1や免疫力を強化するビタミンA、体を作るたんぱく質、生活習慣病を予防してくれるDHAやEPAが豊富に含まれています。


また、うなぎは非常に消化吸収のよい食物であるため、胃腸が弱りやすい夏の時期に適した食物と言えます。


しかし、元々うなぎの旬は「冬」であるため、本来ならば夏にうなぎを食べるということは一般的ではありませんでしたが、蘭学者の平賀源内が知人のうなぎ屋に「夏はうなぎが売れなくて困っている」と相談された際、「本日、丑の日」と書いた張り紙を店内に貼りなさいと助言をしました。


当時は語呂合わせで「丑の日にうのつく食べ物を食べると力がついて夏負けしない」と考えられていたので、うのつく食べ物=うなぎ、となってうなぎ屋は大繁盛しました。


これが次第に、丑の日にうなぎを食べる習慣へと広まっていったと言われています。


<土用の丑の日の意味や由来は?>

土用の丑の日の本来の意味は、四立の直前の約18日間の中の丑の日、です。


しかし現在は、土用の丑の日と言えば立秋前の約18日間の丑の日を指しています。


これは、夏にうなぎが売れずに困っていたうなぎ屋の知人のために、「本日、丑の日」と書いた張り紙を貼り、夏にうなぎを食べる習慣を根付かせた平賀源内によるもの、とされています。


出典: 豆知識Press




♦豆知識

<土用の丑の日とは>

1000年も前から、夏ばてにはうなぎと言われていたようで、暑いときに食べると言うのはたぶん自然に生活の知恵として定着していたのでしょう。

ではなぜ土用丑なのか?土用ってなんなんだ?丑ってなんなんだ?


★まず土用とは

元々土旺用事と言ったものが省略されたもの。

昔々、世の中の全てが木火土金水の五つの組み合わせで成り立つという五行説を季節にも割り振ることを考えた人が居たみたいですが、昔も今も季節は「四季」で「五季」とはいいませんから、

木-春 

火-夏 

金-秋 

水-冬 

土-??? 

と割り振ったら「土」が余ってしまった。そこで、

「土の性質は全ての季節に均等に存在するだ!」とこじつけて、各季節の最後の18~19日を「土用」としました。

(これで1年の日数が均等に五行に割り振られたことになります)。


今は土用というと夏だけですが本来は全ての季節に土用があります。 

 

土用は季節の最後に割り振られるので「土用の明け」は次の季節の始まる日の前日。

(夏土用は、立秋の前の日に終わる)。

異なる季節の間に「土用」を置くことで、消滅する古い季節とまだ、充分に成長していない新しい季節の性質を静かに交代させる働きをするそうです。


★丑の日   

丑の日の「丑」は十二支の「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の丑です。

各土用の中で丑の日にあたる日が「土用丑の日」、一般的には「夏土用の最初の丑の日」に鰻屋の祭り「土用丑」と称して鰻を食べる日ということになっています。

2回目の「土用丑」は皆疲れているのか、飽きるのか、あまり盛り上がらない。


<土用丑の日とウナギ>

夏の土用の時期は暑さが厳しく夏ばてをしやすい時期ですから、昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、土用蜆(しじみ)、土用餅、土用卵などの言葉が今も残っています。

また精の付くものとしては「ウナギ」も奈良時代頃から有名だったようで、土用ウナギという風に結びついたのでしょう。

今のように土用にウナギを食べる習慣が一般化したきっかけは幕末の万能学者として有名な平賀源内が、

夏場にウナギが売れないので何とかしたいと近所のウナギ屋に相談され、

「本日、土用丑の日」

と書いた張り紙を張り出したところ、大繁盛したことがきっかけだと言われています。

丑とうなぎの「う」がいっしょだから??

この時、平賀源内が焼き鳥屋さんに相談を受けていたとしたら今ごろは・・・・・・。

なぜ丑の日なのか? ウナギなのか?

丑の日とウナギの関係ですが、丑の日の「う」からこの日に「うのつくもの」を食べると病気にならないと言う迷信もあり、「ウナギ」もこれに合致した食べものであった!?

別の説では、十二支のうち「丑辰未戌」の4つが五行説の「土」に配当されています。

ひょとすると「土用最初の土の日」・・・・・かも知れません。 


出典: 川口水産